読書メモ
Nanay(2018), Against Aesthetic Judgements を読みました。 philarchive.org 同じような話が、同著者によるAesthetics: A Very Short Introductionの方にも収録されています。 academic.oup.com タイトルを直訳すると「美的判断に反対」になりますが、そこ…
源河亨(2017)『知覚と判断の境界線―「知覚の哲学」基本と応用』を読みました。 www.keio-up.co.jp 私がとりわけ興味深く読んだのは第6章「美的性質の知覚」です。 そこにおいて、美的性質に対する知覚は、ゲシュタルトに対する知覚と同様にとらえることがで…
藤野寛(2014)『キルケゴール―美と倫理のはざまに立つ哲学』を読みました。 www.iwanami.co.jp 感想を述べる前に、注意点を2つ。 キルケゴールひとりを主題にした著作を読むのはこれが初めてでした。著述の正確さや妥当性について判断することはできません。…